11月2日(金)に本荘キャンパス図書館でプロサッカーチーム「ブラウブリッツ秋田」の
岩瀬浩介社長と本学学生による読書座談会を開催しました。
日頃どのように図書館を活用しているか、また自身の読書習慣について語り合ったほか、
愛読書、感銘を受けた本、おすすめしたい本など「私の1冊」を紹介していただきました。
その様子がYou Tubeにて配信されましたのでぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLBkgQxcuKgVFndcZKqyFlM8sejPnFnqIr
(動画は3つに分かれています。)
○岩瀬浩介社長の1冊:「ディズニーの片づけ」安孫子薫著 KADOKAWA
意外にも片づけのハウツー本ではない。ディズニーはお客様をいかに楽しませるかが基本にあり、
自ら考え自ら動きチームワークを大切にする姿勢が貫かれている。エンターテイメントとして
何が必要か、ブラウブリッツの運営にも繋がるヒントがあるとのことでした。
○下嶋秀明さんの1冊:「センスは知識から始まる」水野学著 朝日新聞出版
センスは生まれ持った才能であって後から獲得できるものではないと思っていたけれど、
この本を読んで知識を積み重ねることでセンスは磨かれると知り、感銘を受けたとのこと。
それからの大学での勉強の仕方が大きく変わるターニングポイントになった1冊だそうです。
○小島修輔さんの1冊:「動物農場」ジョージ・オーウェル著 岩波書店
知力を持ったブタが権力を持ち共和国を作り上げるというお話で、登場人物はすべて動物。
タイトルは地味だけれど内容は風刺的な寓話になっており、意外性があって面白いとのことです。
○鈴木朱里さんの1冊:「フェルマーの最終定理」サイモン・シン 新潮社
「フェルマーの最終定理 : ピュタゴラスに始まり、ワイルズが証明するまで」サイモン・シン 新潮社
「フェルマーの最終定理 : 萌えて愉しむ数学最大の難問」中村亨著/三嶋くるみ漫画 PHP研究所
「『小説』フェルマーの最終定理」日沖桜皮著 PHP研究所
難問を証明するという数学にまつわるドラマであり、理系学生には必見の本。定番の本はちょっと
難しいけれど、漫画バージョンになっているものや小説バージョンになっている本などがわかり
やすくて読みやすいとのことで、同じ内容を異なる角度で書かれた4冊を紹介してくれました。
岩瀬社長より、この図書館は天井も高く照明もカフェのようで落ち着きがあり、自分が学生だったら
入り浸りになるような素敵な空間だとお褒めのお言葉をいただきました。